引越しの訪問見積って何をする?ポイントと注意点

引越しの訪問見積って何をする?ポイントと注意点

引越し業者が自宅に来て、引っ越し料金を算出する訪問見積。わざわざ家に入ってもらうのも面倒だな…と感じる方もいるかもしれません。

ですが、訪問見積は”正確な引越し料金”を算出するためには欠かせません。

今回は、そんな訪問見積の基本的な流れと気をつけるべきポイントなどについて紹介します。

訪問見積の基本的な流れ

訪問見積の大きな目的は、実際の荷物の量の正確な把握と、自宅周辺の状況確認です。

おおよその情報は電話やメールなどでも伝えられますが、プロの目で見たほうがより正確にチェックできます。そのため、無駄のない引越しプランが立てられ、引越し当日の作業もスムーズに行なえるのです。

訪問見積の基本的な流れは、

  • 1. 荷物の総量を把握する
  • 2. 当日の作業について説明する
  • 3. 料金を算出して説明する
  • 4. 見積書の作成

となります。所要時間は多くの場合は30分程度です。余裕を持って1時間ほど見ておくと安心でしょう。

訪問見積のメリット・デメリット

メリット

いちばんのメリットは荷物の総量を把握できるために正確な料金が算出できることです。また、事前に自宅の立地条件を把握してもらえるので、引っ越し当日に「荷物が大きくて運び出せない!」などのトラブルも回避できます。

また、各種附帯サービスの内容をその場で詳しく説明してもらえるので、引越し業者のセールスポイントがわかり、他の業者との違いも比較しやくなります。また、顔を合わせて打ち合わせをする分、料金の交渉を持ち掛けやすいというメリットもありますよ。

デメリット

デメリットとしては、断わりづらくなることがあげられます。自宅にまで来てもらって、話を聞いたうえで断わるのは心苦しいものですし、その心理につけ込んで執拗に粘る引越し業者も残念ながらいるようです。

また、荷物を確認する際にプライベートなものまで見られてしまうこと、知らない人を自宅内に招き入れる不安もありますし、最近では感染症の懸念も。そういったデメリットや心配があることは知っておくべきでしょう。

訪問見積をスムーズに進めるためのポイント

1.正確な荷物量を伝える

繰り返しになりますが、いちばん大事なのは運んでもらう荷物の量を正確に伝えることです。あらかじめ荷物を整理しておくと総量を把握しやすくなります。屋外の物置の荷物や自転車なども忘れずに伝えてください。

2.引越し業者にやってほしい作業内容を決めておく

引越しの費用は、引越し業者にしてもらう作業内容によって変わってきます。 荷造りからすべて業者に依頼したいのか、出来る範囲のことは自分でやり、荷物の搬入・搬出だけ依頼するのかなど、自分の中で依頼したい作業の範囲を決めておきましょう。

3.資材の有無や範囲を確認する

段ボールや食器などを包む緩衝材、ガムテープといった梱包資材は、無料で提供してくれる業者がほとんどです。しかし、業者によっては有料、または追加の場合のみ料金が発生することがあります。荷解き後の資材の回収方法と併せて確認しておくと良いでしょう。

4.オプションの範囲を確認する

引越し業者のオプションサービスには、エアコンや洗濯機といった大型家電の移設工事、粗大ゴミの処分、自動車やバイクの陸送、ピアノや美術品の輸送などのほか、電気やガス、水道といった各種手続きの代行などがあります。基本的には有料となりますので、訪問見積の際に相談のうえで対応を検討してください。

5. 引越しの予算を決めておく

あらかじめ、どの程度の費用がかかるのか相場をチェックしたうえで予算を決めておきましょう。相場を調べて予算を立てておくと、引越し業者が提示する見積もり金額が適正かどうか判断しやすくなります。また、金額や条件などを交渉する際の目安にもできます。

注意点

1.安さだけで決めない

料金が安くても荷物の扱いが雑だったり、時間どおりに作業してもらえなかったりするようでは意味がありません。相場に対して不自然に安い場合は注意が必要です。 複数の業者に見積してもらって、料金とサービス内容のバランスなども含めて検討することをおすすめします。

2.見られたくない荷物は隠しておく

訪問見積で見られたくないものは、あらかじめ箱詰めしてしまいましょう。 箱詰めがむずかしければクローゼットなどに隠してもかまいません。その場合は、クローゼットの奥行きと何分目ぐらいの荷物が入っているか、また荷物の種類などを説明すれば大丈夫です。

3.キャンセルのルールについて確認

国土交通省が定めた「標準引越運送約款」では、引越し当日にキャンセルした場合は料金の50%以内、前日では30%以内、前々日では20%以内の解約料が生じることになっています。 3日以上前であれば、原則として解約料は必要ありません。ただし、附帯サービスの状況によってはその費用を請求される場合がありますので、訪問見積の際に確認しておきましょう。

訪問見積は絶対に必要?

単身など、荷物が少ないといった場合には、訪問なしで見積を算出してもらっても問題はありません。

最近ではリモート見積をしてくれる業者も増えています。自宅に招く必要もなく、短時間で済むので、女性の一人暮らしの方や自宅への訪問に抵抗がある方にはおすすめですよ。

その他にも女性スタッフを指定できる場合もありますので、対応可能かどうか相談してみてくださいね。

まとめ

引越し業者による訪問見積は無駄のない引越しのためには必要なステップですし、利用するメリットも多いサービスです。訪問見積を利用される際は、ぜひご紹介したポイントや注意点を参考にしてみてください。

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